ファンからの寄稿文
「40周年に思う、佐野元春のこと」

佐野元春の音楽からプレゼントされたもの

dino11

日本のロックは不良だけのものなのか。
1980年。
音楽に目覚めた15歳の僕は疑問と苛立ちの中で多分諦らめのような気分。
FM、AMラジオから流れる音楽から、最高の1曲を待ちわびる日々。
友人達とのいつもの情報交換。
そんなある日、昨夜キャッチした友人のカセットテープから流れる「今晩 誰かの車が来るまで 闇に くるまっているだけ」。
突然の違和感。
その後!高揚感。
新しい何かがPOP!にROCK!に弾ける瞬間。
その足でレコードショップへ。
あった!
手にするアンジェリーナ。
ブルーのレコードジャケット。
リーゼントでも無い、ライダースや派手なスーツも着ていない。
これがミュージシャン佐野元春とのファーストコンタクト。
懐かしい洋画のロードショー。
社会情勢を時にはシニカルに、時にはリアルに伝えるニュースペーパー。
流行ファッション誌の先端ビジュアル。
化学実験から生まれる予期せぬ物体。
心の躍動。
人の愛。
音への欲求。
この40年佐野元春の音楽から感じたりプレゼントされたもの。
良きタイミングでの出会いに感謝。

そしてこの先も。
幾つになってもジャンプしたい。
幾つになっても感じたい。
幾つになっても楽しみたい。
最大限の敬意をこめて。

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