ファンからの寄稿文
「40周年に思う、佐野元春のこと」

オーセンティック・プレイリストあるいは90分のカセット・テープ

高田洋

 好きな曲を集めてみた。オーセンティックなプレイリストとしよう。(少し伸びた)古いカセット・テープの頃から。入れ物が変わっても中身は本当のままだ。これからも。2階席の立ち見のビジターズ・ツアーから過去と未来に大切に届くように。歌を作り続けてくれて本当にありがとう。

  1. 「光」 始まりと終わり。
  2. 「また明日」 光と闇の境。
  3. 「新世界の夜」 背反のようで同じよう。
  4. 「天空バイク」 回転して飛んでいて。
  5. 「アイム・イン・ブルー」 夢みたいなのだけれど。
  6. 「ヤァ!ソウルボーイ」 本当のような気がする。
  7. 「ポーラスタア」 遠くを指さして。
  8. 「君をさがしている(朝が来るまで)」 どこにたどり着くのか。
  9. 「ガラスのジェネレーション」 ひとりなのかふたりなのか。
  10. 「十代の潜水生活」 中からは日ざしに動かさされて。
  11. 「紅い月」 後ろからは月が見ていて。
  12. 「ワイルド・ハーツ」 ぬくもりの見せかけと真の火の違いはわかるのだけれど。
  13. 「風の手のひらの上」 どっちとかなぜかっていうのは。
  14. 「サンディ・モーニング・ブルー」 風と。
  15. 「ヘイ・ラ・ラ」 美しいコーラスのように。
  16. 「希望」 自由で規則的で。
  17. 「すべてうまくはいかなくても」 気がついたらわかっているような。
  18. 「経験の唄」 はじめからの約束みたい。
  19. 「石と卵」 変わらないものと壊れやすいもの。
  20. 「コヨーテ、海へ」 地図も時計も。
  21. 「情けない週末」 迷わない。
  22. 「彼女の隣人」 また小さな光を。

 あらためて通してみると言葉がつながっていることに気が付いた。しっくりしていたこの順 に不思議な意味があったみたいだ。はじめて気が付いた。

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