ファンからの寄稿文
「40周年に思う、佐野元春のこと」

SOMEDAY ─ 疑いの狭間で見つけた真実

もやもあ

 佐野元春さん。40周年おめでとうございます。いまの僕なら少しだけ書けることがあるかも知れないと思い、キーボードを前にしています。

 初めて佐野元春さんを知ったのは、吉田照美さんのラジオ番組(夜の7時頃だったかな)の曲紹介で、確か、今週の推薦曲というかたちで聴いた「SOMEDAY」でした。その時、初めて佐野元春という名前と曲が一致した。つまり、以前にもヤマハのポプコンで「DO WHAT YOU LIKE」を聴いたかも知れないし、FM東京の朝の番組(高島屋の提供で名前は忘れた)で「ガラスのジェネレーション」が流れ、曲のあまりのインパクトの強さに、いまのは何だったのだろうという感覚を受けたのは憶えているのですが。

 照美さんのラジオを聴いていた頃、表向きは受験を前にしていて、内心は自殺することばかり考えていた。「SOMEDAY」のそれでも都会の洗練されたファッションめいた言葉を言っているに過ぎないと疑いつつも、いつかは誰でも愛の謎がとけて一人きりじゃいられなくなる…を聴いたとき涙が止まらなかった。死ねなかった。

 あれから40年ほど経つのですね。僕は進学が出来ず、毎日、アルバイトみたいな生活を、30ぐらいの職場を転々として…でも佐野さんと竹内まりやさんのアルバムはいの一番に買い続けています。。コヨーテバンドになってから新たに走り始めた佐野さんがわかります。「La Vita e Bella」を桑田佳祐さんはその年の一番の曲と言っていたと思うのですが、曲が発売された時点で、すでに歴史に残るべき名曲です。

 佐野さんのロックをこれからも応援しつづけます。ほんとうにありがとう。

追伸
佐野さんは大原櫻子さんを知っているでしょうか? 僕はいま、彼女の虜になってしまっていて、彼女なら佐野さんロックを完全に昇華してくれて、いつか歌って欲しいと頼んでいます。ので、彼女からお話がありましたら断らないで下さい。ないけどね。

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