ファンからの寄稿文
「40周年に思う、佐野元春のこと」

ソウルボーイからの伝言

小林利弘

 当時、僕は14歳。音楽に飢えていた。サザン、ブルーハーツ、ユニコーン、矢沢永吉。どれもしっくりこない。

 或る夏の日、兄貴の部屋から何を歌っているのか歌詞が分からない音楽が流れていた。後に分かって、佐野元春のハッピーマンだった。赤いストラトキャスターを買い、自分なりの詩を書いた。ロックスターになりたかった。自分の革命は密かに始まっていた。

 時を重ねて景色が変わり戸惑いながら大人になった。やがて僕が夢に見ていた理想は、夜空に瞬き、やがて静かに消えて行った。

あぁ 何故僕は佐野元春を心のド真ん中に置いたのだろう?
自分の庭に美しい花で埋め尽くすタイプの人間なのに。
君が癒やしてくれるのか?ミスターアウトサイド。

 今のプレイリストは、ドラゴンアッシュ、尾崎裕哉、椎名林檎、キングヌー、Al kooper、そして、、、元春、あなたがラジオディレクターにならなくて本当に良かったよ!笑

 夢見る頃遠くに過ぎ去ってしまったけど、最新アルバムが出る度に、もう一度試したくなる。

 40年よく頑張ったね! これからもガンガン行っちゃってください! そしてコヨーテバンドの皆様! ありがとう!

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